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伝統と文化−下野手仕事会−

「伝統と文化−下野手仕事会−」第九回

大畑 耕雲 −武者絵−

伝統の技と心を後生に伝えていきたい。
大畑 耕雲

大畑 耕雲

 元禄年間より江戸紺屋の商号で染物業を創業・赤穂浪士の討ち入り装束を当家で染めたと伝えられています。紺屋時代より副業として武者絵ののぼりを制作していましたが、明治22年より本格的に武者絵のぼりを本業としました。
 武者絵のぼりの起源と由来は江戸時代中期より武家社会では端午の節句には旗差物や吹流、武具などと共に鐘値の絵や武者の姿を描いて庭先に立て、立身出世と武家の繁栄を願いました。その武家社会の風習が庶民に広まり、それ以来男子誕生の祝の景物として健やかな成長を願い端午の節句に飾るようになりました。
 私は門前の小僧のように幼少の頃より父、力三(栃木県無形文化財技術保持者)の武者絵を描く姿を見ながら育ち、何の抵抗もなく武者絵の道に入りました。
 武者絵は手描きと型染めがありますが、手描きの技法を学び今日に至ります。武者絵のぼりは近年少子化、住宅事情により減少傾向にありますが、室内飾り、タペストリー的なものは年々増加しています。陶器にも絵付けをしていますがなかなか好評です。
 今後は、現代の暮らしに合った感覚のものをおりこみながら、武者絵の良さを生かし伝統の技と心を後世に伝えていきたいと思います。(文:大畑 耕雲)

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(下野手仕事会40周年記念誌『下野手仕事会四十年之軌跡』P34-35より)

*大畑 耕雲プロフィール
 昭和22年、市貝町生まれ。同40年、高校卒業後、父力三氏について家業の武者絵幟作りに従事する。同51年、栃木県立美術館にて父とともに昭和天皇・皇后両陛下の御前で武者絵描き実演の光栄に浴する。同61年、市貝町無形文化財認定。平成4年、栃木県選定保存技術者に認、(栃木県第1号)。同16年、栃木県伝統工芸士に認定される。海外での活動としてアメリカ、フランスにて数回文化交流使節として武者絵の実演を披露。栃木県選定保存技術・工芸技術保持者。
*〒321-3412 芳賀郡市貝町田野辺721
 TEL:O285-68-0108
 http://musyae.net/

下野手仕事会40周年記念誌・表紙

下野手仕事会40周年記念誌

下野手仕事会四十年之軌跡

発 行 日
2013年9月1日 第1刷発行
編   集
下野手仕事会四十周年記念誌編集委員会
発 行 人
下野手仕事会
編集・制作
有限会社 アートセンターサカモト
〒320-0012 栃木県宇都宮市山本1-7-17
TEL028-621-7006 FAX028-621-7083

[定価]本体2,000円+税
©Shimotsuketeshigotokai.2013.Pronted in Japan
 ISBN978-4-901165-06-8

お問合せ先

下野手仕事会 会長 藤田眞一 TEL:0287-93-0703
(有)アートセンターサカモト TEL:028-621-7006



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