アートセンターサカモト 栃木文化社 BIOS編集室

「伝統と文化―下野手仕事会―」No.7

大塚 明 -民窯(はにわ)-

本物の埴輪に近づければ

昭和41年ごろから父のあとを継いで埴輪をつくり始めました。益子の粘土の中でも鉄分を多く含んだ粘土を使い、埴輪をつくっています。

主に「おどる埴輪」や「武人埴輪」「馬」などを多くつくっています。埴輪全体のバランスや顔などを注意してつくっていますが、思うようにできないのが現状です。

つくった埴輪はガス窯で800度ぐらいの温度で焼いています。

上手には埴輪をつくれないのですが、本物の埴輪に少しでも近づければと思っています。

(文:大塚 明/下野手仕事会40周年記念誌『下野手仕事会四十年之軌跡』P30-31より)

下野手仕事会四十年之軌跡

下野手仕事会40周年記念誌『下野手仕事会四十年之軌跡』

発 行 日
2013年9月1日 第1刷発行
編   集
下野手仕事会四十周年記念誌編集委員会
発 行 人
下野手仕事会
編集・制作
有限会社 アートセンターサカモト
〒320-0012 栃木県宇都宮市山本1-7-17
TEL:028-621-7006 FAX:028-621-7083

[定価]本体2,000円+税

©Shimotsuketeshigotokai.2013.Pronted in Japan

ISBN978-4-901165-06-8

◇問い合わせ先

下野手仕事会 会長 藤田眞一 TEL:0287-93-0703

(有)アートセンターサカモト TEL:028-621-7006

大塚 明

昭和23年、益子町生まれ。同41年、家業を継ぐべく父一郎について埴輪作りを始める。真岡市鶏塚古墳出土の「子守する女」「鶏」の両埴輪を模造した埴輪は教材としても好評を博す。

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