「伝統と文化―下野手仕事会―」No.15
倭文 雄一 -日光指物-
生活に潤いと安らぎをもたらす作品を
父は銘木業で床柱などを販売していましたが、私は小さい頃より、ものづくりが大好きで、特にその中でも指物に魅力を感じました。
21歳よりこの道に入り、ひたすら独学で指物づくりに精進してまいりました。
作品は茶箪笥、引き出し、テーブル、衝立などの木製品を製作しております。土地柄日光杉を使うことが多いですが、用途によってさまざまな木を選定し使用します。
近年は私たちの業界も厳しい環境にありますが、これからも技を磨き、デザイン力を身に付け、現代の生活様式に合ったものを創作し、生活に潤いと安らぎをもたらす作品づくりを務めてまいりたいと思います。
(文:倭文 雄一/下野手仕事会40周年記念誌『下野手仕事会四十年之軌跡』P46-47より)
下野手仕事会40周年記念誌『下野手仕事会四十年之軌跡』
- 発 行 日
- 2013年9月1日 第1刷発行
- 編 集
- 下野手仕事会四十周年記念誌編集委員会
- 発 行 人
- 下野手仕事会
- 編集・制作
- 有限会社 アートセンターサカモト
- 〒320-0012 栃木県宇都宮市山本1-7-17
- TEL:028-621-7006 FAX:028-621-7083
[定価]本体2,000円+税
©Shimotsuketeshigotokai.2013.Pronted in Japan
ISBN978-4-901165-06-8
◇問い合わせ先
下野手仕事会 会長 藤田眞一 TEL:0287-93-0703
(有)アートセンターサカモト TEL:028-621-7006
倭文 雄一
昭和46年、日光市に生まれる。21歳より指物の道に入る。平成17年、栃木県伝統工芸士に認定される。
〒321-1425 日光市和泉712-2
TEL:0288-53-5581